Odi et amo
Odi et amo. Quare id faciam, fortasse requiris.
「愛しているし、憎んでもいる。何故そのようなことが可能なのかは聞かないで。」
古代ローマ時代の詩人、カトゥルスの有名な一節だ。
私のお粗末な訳なので、この一節の素晴らしさが伝わるかわからないが、見事に恋愛の矛盾を表していると個人的には思う。
恋をすると、人間はかっこ悪くなる。と同時に眩く(まぶしく)もなる。
たった一言で有頂天になったり、反対にたった一言で奈落の底に叩き落とされたりする。
でも、そのような気持ちを経験できるのも恋愛の醍醐味だと思う。眠れない夜も、嬉しくて「ヤッホー!」と叫びたくなる朝も、全て好きな人が教えてくれる気持ちなのだ。
同じ朝ごはんでも、上手くいっていないときはどんより朝ごはん。コンクリートを食べているみたい。ぼそぼそと胃の中に流し込む。
上手く言っているときは、キラキラ朝ごはん。ただのコーヒーとクッキーも、おしゃれなドラマのワンシーンに登場するカフェオレとラングドシャに見えてくる。
皆さんは今、恋していますか。
私恋愛至上主義じゃないけど、恋愛おもいっきりするのってすごく大事だと思う。
おもいっきりしてみないと、見えない景色ってあると思うから。